平成30年に竣工した本社第2工場(弊社設計・監理)の増築。
一部2階建ての既存工場(A棟、B棟)に対して、総2階のD棟、平屋のC棟を加えることで大幅な体制強化を図る計画とした。
当初から規模拡張を見越して敷地南側を空地として確保していたものの、増える受注に対して増築決定。
佐久市内の同社既存工場との統合・移設、再整備も視野に入れた内部配置としている。
その為シンプルな平面配置として、工場面積を可能な限り大きく確保。
敷地は最大2m近く高低差がある敷地であることと、敷地内排水計画上、雨水貯留槽を再整備し排水計画を進めた。
工場拡大とともに増える社員の駐車場を最大限確保しつつ、法的に求められる緑地を設けながら、動線も考慮した
外構計画としている。
コストを考慮し外装はALCを採用。一部ファッションパネルを用いることで、リズミカルな外観に。
開口部は連窓サッシを全面に採用し、建物長さを生かした連続性を強調した意匠にまとめている。
コロナ禍による資材調達の難航や竣工時期を心配された施主が、日本最大手の建設会社と地元ゼネコンのJVで進めたいという希望から、
業者選定を行い、大成建設による施工となっている。
2023年4月に竣工。