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施工事例

松原諏方神社社務所

南佐久郡小海町にある歴史ある神社の社務所の改築工事。

松原湖のほとりといえる場所にある松原諏方神社は、西暦600年代とも1300年代ともいわれているようで、歴史は古い。

諏訪の御柱祭と同じく7年に1度、当地区でも御柱祭が執り行われる。  


建物は既存社務所の意匠を踏襲しながらも、現在の氏子の意見を取り入れながら計画。 当初は「新建材」と言われる外装材、建材等を使いながら長寿命化・コストダウンを図っていた。

ところが、この先孫、ひ孫世代と将来受け継がれていく建物だからこそ、伝統的な材料、工法で仕上げたいという氏子の意向により 実施設計完了後、設計変更をしている。


社寺建築にも精通した元請施工業者により、設計者の意向を重視した現代的なデザインでありながらも、大工による社寺らしい細かな造作意匠を施した建築に仕上がっている。

2022年5月には延期していた「御柱祭」を開催し、本施設も大いに活用された。


設計者としてはこの先末永く、地元の心のよりどころとなる神社であり続けるとともに、神社ともに生き続ける建築・社務所であることを望んでいる。

計画地

長野県南佐久郡小海町大字豊里

建築面積

木造平屋建

延床面積

182.03㎡

建築面積

200.69㎡

施工業者

畠山建築(小海町)