小海町における新規町営住宅。プロポーザルにて弊社が選定。
旧公民館があった敷地は小海町の中心地で、近隣には小海中学校、JR小海駅、商店街が立地しており住宅建設には適した敷地。
冬は特に冷え込む地域であることから、断熱性能を高めながら、熱橋が生じないよう外断熱仕様としている。
防音材付床材、防振吊木や部分的なコンクリート施工により、上下階の生活音にも配慮した仕様になっている。
内外仕上に地場産の建材(特にカラマツ材)をコスト面で可能な限り使用し、地域に生きる建築となるように計画。
メンテナンスなども考慮してシンプルな架構、構造、納まりに配慮している。
派手さや奇抜さはないが、居住性を重視して、質実剛健な建築を目指した。 今後も計画されるかもしれない町営住宅のベースモデルとなることを期待している。